劇場版 呪術廻戦 0

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INTERVIEW

インタビュー:後編



■今作はアクションシーンもとても印象的ですが、全体を通してどう感じましたか?

内山:アクションシーンのレベルが高いのは勿論なんですが、キャラクターによって戦い方のスタイルが違うのも面白かった。真希さんだったら薙刀状の呪具だし、乙骨だったらソードアクション、パンダだったら肉弾戦。そういう違いによってバトルの雰囲気が変わるので、観ていて全く飽きなかったです。あと、乙骨が呪印の入った拡声器を持って「死ね」っていうシーンを観て、「あ、これは勝てないな」と思いました(笑)。

一同笑い

内山:「死ね」って究極の攻撃じゃないですか。しかも言った後にそんなにダメージ受けてなかったし……疲れたなってくらいで(笑)。

小松:でも、「狗巻君は凄いなぁ……」って言っていたよ(笑)。

内山:いやいや、棘でも「死ね」なんて言ったことない(笑)。乙骨最強説ですよ!

小松:確かに乙骨の秘められたパワーに関する謎は最後の方で分かるんですけど、そのパワー以上に精神状況によってしゃべる言葉もキャラクターもガラッと変わる印象があります。真希がボロボロになっている時に、里香ちゃんに「蝶よりも花よりも丁重に扱え……‼」って言ったときの豹変ぶりも印象的でした。でもそこも彼の魅力の一つだと思います。覚醒してからの乙骨、本当に魅力的でした。

関:序盤からアクションシーンの勢いが凄くて、このままこのペースで続いていったらラストはどうなるのかなって思っていたんですよ。同じレベルのアクションシーンじゃつまらなくなるかもしれないって。でも、ラストはもう何が起きているのかわからないくらい激しくなっていて、メリハリがしっかりしていて楽しめました。

■原作では描かれていないオリジナルシーンもありますね。皆さんがTVシリーズで戦った京都校メンバーや七海、冥冥など、人気キャラクターが沢山出てきます。

小松:真依も頑張っていましたね。でもこのシーンは京都姉妹校交流会戦の前の段階の話なんだよな……と思うと、ここからまた京都の人たちとの戦いが待っているんだ! という気持ちになりました(笑)。東京でみんなが頑張っていた頃、京都校の人たちもちゃんと戦っていたんだって、原作の深堀がより出来ていいシーンだと思いました。あと……ナナミンはずるい!

内山:いろんな呪術師たちが絶望を感じちゃっているところに、いきなりカッコよく登場するんだよね、ナナミン。

小松:あれはずるいよね! 決めるところは決めちゃって、うらやましいくらいにいいシーンを持っていかれちゃった(笑)。

■ナナミンの“黒閃”ですね。そして冥冥のバトルシーンが描かれるのは今回が初なんです。

内山:冥冥、めちゃくちゃ強かったよね。バッサバッサと斬っていって。

小松:大きな武器を振り回してね。颯爽としていてカッコよかった!

■1級術師の強さが見えましたね。あと日下部も初登場です。日下部は2年生の時のみなさんの担任ですよ。

小松:初登場が映画なんて、凄い! ファンの方たちはきっとうれしいでしょうね。

内山:京都校のメンバーとはTVシリーズでは仲が悪くてバチバチしてたけど、外部の敵に対しては、同じ方向を向いてちゃんと対処してるのが観られて、映画ならではのシーンだなと思いました。本当に総力戦で戦っているんだと感じられましたね。あとやっぱり、東堂の高田ちゃんへの愛は本当にブレない。テレビを見るために頑張るっていう発想が良いよね。

小松:高田ちゃん、本当に名前だけはよく出るよね(笑)。

■朴監督は、東堂がちゃんと高田ちゃんの番組に間に合ったのかが気になるとおっしゃっていました。

小松:確かに(笑)。間に合ったのかな。

内山:きっと間に合わせたんでしょうね、なんてったって東堂だから。

小松:そういう裏話も観てみたいですね。

内山:劇場版の「じゅじゅさんぽ」みたいなのでやってほしいな。

■それでは最後にファンの方々へメッセージをお願いします。

内山:『呪術廻戦』は、TVシリーズが放送されている頃から、毎週毎週映画みたいなレベルのアニメを観ることができてすごいという感想も多かったですが、それが今回、遂に劇場版が実現しました。迫力満点のアクションシーンであったり、表情の変化や仕草の細かい作画、そして音響も含めて、こんなにも映画館で観るべきアニメ映画ってなかなかないので、ぜひぜひ大きな画面で観てほしいです。IMAXとか、観るスクリーンによって印象が変わると思うので、色々な環境で何度も楽しんでください。

小松:原作を読まれている方も多いと思いますが、+αされた演出もたくさん盛り込まれています。とにかく愛が沢山詰まっている作品です。乙骨が発する「純愛」同様、この作品にも『呪術廻戦』への「純愛」が沢山詰まっていますし、劇場で観てこそより楽しめると思いますので、ぜひ何回も足を運んでいただけると嬉しいです。

関:沢山観てくださっている方もいらっしゃると思いますが、これから観るという人も是非楽しんでください。グッズもたくさん出ていますので、そちらもチェックしてもらいたいですね。パンダのグッズもいっぱいありますよ。